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2025年3月までに四年制大学・大学院修士課程・大学院博士課程を卒業(修了)見込みもしくは卒業(修了)済みの方が対象となります。
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塗装材料の寿命を延ばし
インフラ設備を健全に

  • #環境・生体センシング
  • #デバイスイノベーションセンタ

デバイスイノベーションセンタ

石井 梓

Research Develorer

NTTグループは全国へ通信サービスを提供するため膨大な設備を有している。
安心・安全な通信設備の維持発展に向け、メンテナンスの効率化が重要となっている。
石井はこれまでにない試験技術の確立に向けて化学の世界で奮闘している。

01.Technology
試行錯誤を繰り返し
オリジナルの試験技術を実現

現在、NTTが国内で管理する通信用鉄塔はおよそ2万基あると言われている。設備が劣化すればその都度補修が必要になり、そのコストは膨大だ。
「鉄塔の塗装メンテナンス効率化に向けて、塗装寿命評価試験の開発に取り組んでいます。厳しい屋外環境においても数十年単位で長持ちする塗料を選ぶことができれば、塗り替えコストの削減だけではなく、メンテナンス作業に取り組む作業員不足の問題も解決できます。通信サービスを支えるインフラ設備の安心・安全を維持することで、社会の持続的発展に貢献できる研究だと考えています」
石井が行う促進耐候性試験では、塗料の紫外線や水への耐久性を評価する。紫外線強度や温度・湿度、水の噴霧時間など多様なパラメーターを設定しながら、サンプル塗装材料の劣化を分析する。どのような試験条件とすることで、より自然環境に近い劣化を短期間で再現できるのか。試行錯誤を繰り返しながら、これまでにないオリジナルの試験技術の確立に向けて歩みを重ねている。

02.Personality
既存設備を活かした安心・安全な
インフラと環境の調和をめざして

「この研究を始めてから、街を歩いている時に『劣化している材料はないかな』と探したりするんです」
石井はそんな冗談を口にする。大学院では有機合成に関する研究に取り組んでいたが、「技術開発を通じて豊かな社会づくりに貢献したい」という想いにマッチしたNTT R&Dに魅力を感じ、入社を決めた。現在の業務の担当となった時には「NTTでも有機化学系の研究があるんだ」と驚いたが、その意義深さを理解し前向きに研究に取り組む毎日だ。
塗装材料の複雑な劣化を定量的に解析した例は世の中にあまりなく、石井の研究にはインフラ業界からの注目も集まる。
「現在取り組んでいる試験技術については方向性が見えつつあるので、学会活動などを通じて同じような課題意識を持っている方々と議論をしながら形にしていきたいです。インフラ設備の経年劣化は社会的課題であり、NTTの通信設備にとどまらずに社会インフラへ広く貢献することをめざしています。将来的には環境保全への貢献も見据えて、有機溶剤系に代わる水系塗料の耐久性向上などに自分の開発技術が役立てばと思っています」
石井の研究の先には、安心・安全な社会インフラが自然と調和しながら長く地域に溶け込み続ける。そんな想いが広がっている。

PROFILE

石井 梓
2014年入社。昔から体を動かすのが好きで会社のテニスサークルにも所属。煮詰まった時は体を動かして頭を空っぽにすることでリフレッシュすることも。

※記事本文中の研究所名や社員の所属組織などは取材時のものであり、
旧研究所名の場合がございます。

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